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奇跡講座を読まない赦しは赦しではないのか

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 赦しの実践とその支援を行っているKENです。

 「オンライン学習コース」では赦しはもちろん、奇跡講座ではあまり語られていないその事前準備についても解説しています。

 

 今日は前回も書きましたが、赦しは『奇跡講座』を読まないとできないのかについてもう一度書きたいと思います。

 

 

JACIM側でも理解がなければ実践はできないとまでしか言及していない

 これはJACIM側でも「必要最低限の理論の理解」は必要とはありますが、私の知る限り『奇跡講座』を読まないと赦しはできないとまでは書かれていません。

 

 

 

「必要最低限の理論の理解が欠けているなら、実践はできません。」(JACIM小冊子『奇跡講座』の赦しのプロセス ~ 思考の逆転(P.69)) 

 

  

 

「このコース(奇跡講座)には首尾一貫した理論があり、最低限の基本としてそれを理解することにより、赦しの実践をよりよく行えるようになります。」(JACIMサイト Q&A - No.68 本文末尾の訳注) 

 

 

 

 

 『奇跡講座』三部作を学んだとしても理論を正しく理解していなければ赦しはうまく行えませんし、理解できていれば赦しは可能とも読めます。

 

 

ワークブックでも『奇跡講座』以外でもそれは可能との記述が見られる

 以下、ワークブックより引用。

 

 

 

 しかし癒しの贈り物は、世界は存在しないと学ぶ用意ができていて、そのレッスンを今、受け入れられる人々のものである。 彼らに準備が整ったとき、そのレッスンは彼らが理解でき、認識できる何らかの形で、彼らにもたらされるだろう。 ある者は死のまぎわに突然そのことがわかり、死の床から起き上がってそれを教える。 またある者は、この世のものではない体験の中にそれを見出す。 それは、自分の見ているものが真理に違いないとわかるのに、それが明らかにこの世界と矛盾するので、この世界は存在しない、と示してくれる体験である。

 

 そしてある者はそれをこのコースの中で見つけ出す。 今日行う演習中に見い出す者もいるだろう。 今日の主題概念が真実であるのは、世界は存在しないからである。

 

 奇跡講座ワークブック  レッスン132  これまで「世界」だと思ってきたものすべてから、私は世界を解き放つ。 7.-8. より

 

 

 

 

 このように、「癒しの贈り物」癒しによりもたらされるもの、すなわちの平安、赦しによる奇跡体験(認識の変更)は、『奇跡講座』によって見出す者だけでなく、それ以外にも2パターン示されていますので、『奇跡講座』の三部作を習得しないと赦しが出来ないと喧伝するのはむしろコースを誤って教えていると言えます。

 

 

 もちろん、「普遍的な霊性の道」を究めようとする者にとっては、『奇跡講座』は最高レベルの教材だと思います。

 そのような教材が身近にあるのであれば、学ばない手はありません。

 

 私自身もテキストの一字一句をすべて書き出し、自分の理解している内容に相違がないか確認しています。

 ですが、こと赦しに関して言えば、正しい理解は必要ではあるものの『奇跡講座』三部作の学習を絶対条件とするとまでは言えないでしょう。

 

 

KEN自身は最初に出てくるパターン

 『奇跡講座』の学習によって見出す人は、記述の3番目に見られます。

 

 私KEN自身は、1番目に出てくる「死のまぎわに突然そのことがわかり、死の床から起き上がってそれを教える」者に属します。

 

 さまざまなケースがあるということです。