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奇跡講座の「ささやかな意欲」はささやかな意欲どころではない

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誰にとって「ささやか」なのか

奇跡講座の学習者の間でよく使われている「ささやかな意欲」。

これは奇跡講座テキスト編の第18章に出てくる言葉です。

 

 

 

あなたの役割はただ、すべての恐れと憎しみを取り除いてもらいたいし赦されたいというささやかな意欲を、聖霊に差し出すことだけである。

 

 奇跡講座テキスト  第18章  五 幸せな夢  2. より

 

 

 

 

問題はこれは誰にとって「ささやか」なのか、です。

基準点の問題です。

私たちから見て「ささやか」な意欲ではありません。

聖霊やキリストの意欲からするとそれは「ささやか」な意欲でしょう。

 

神の使者の中で使われている表現は「途方もない」です。

マニュアル編には「多大な」とあります。

つまり「多大な意欲」こそが適切な表現でしょう。

赦しを本気で実践している方たちには激しく同意して頂けると思います。

 

 

 

「コース」のなかで、Jがちょっとしたトリックを使っているのに気づいただろう。 ほとんどの場合、彼は少し意志が必要だ、といっている。 だがそれは上級者向けじゃない。 「教師用のマニュアル」では「途方もない」意志が必要だと述べている。

 

 神の使者  第二部 目覚め  10 病を癒す (P.386) より

 

 

 

脱出を可能にする方法がある。 それは学ぶことも教えることもできるが、それには忍耐と多大な意欲が必要である。

 

 奇跡講座マニュアル  17.神の教師は、魔術的想念にどのように対処すべきか  8. より

 

 

 

 

また、ワークブック編の冒頭に収録の「この翻訳について」にはこのような記述も見られます。

 

 

 

このコースは、長年かけて修得すべきカリキュラムとして提示されており、専門分野で学位を取得するための勉学にも比べられるような、真剣な取り組み方が求められている  (以下省略)

 

 奇跡講座ワークブック編  この翻訳について 日本語版のための補足 - 日本語翻訳チーム より

 

 

 

 

 

引用詳細

奇跡講座テキスト編の第18章にあるセクションⅣ.のタイトルが「ささやかな意欲」です。

続くセクションⅤ.もそれに関連しています。

その主な主題は「聖なる瞬間」の話です。

聖なる瞬間については、テキスト編第15章「聖なる瞬間」の章全体となります。

神の使者では第10 病を癒すに収録。

 

 

 

 聖なる瞬間は、神聖であろうとするあなたの決意がもたらす結果である。 それは答え・・傍点)である。 それを来させたいという欲求と意欲が、その訪れに先行する。 あなたがそのために行う心の準備は、自分が何にもましてそれを望むと認識するところまでである。 あなたがそれ以上何かをする必要はない。 (中略)   聖霊はほんのわずかしか求めていない。 聖霊のほうで、偉大さと意力を付け加える。 (中略)   自分が為すべきことは実にわずかだというあなたの認識により、聖霊が実に多くを与えることが可能になる。

 

 奇跡講座テキスト  第18章  四 ささやかな意欲  1. より

 

 

 

 

 聖なる瞬間に近づく前に、自分の心から恐れと憎しみをすべて取り除いておこうとしてはならない。 それは聖なる瞬間の・・・・・・傍点)機能である。 聖霊の助けを求める前に自分の罪悪感を見過ごそうとしてはならない。 それは聖霊・・・傍点)機能である。 あなたの役割はただ、すべての恐れと憎しみを取り除いてもらいたいし赦されたいというささやかな意欲を、聖霊に差し出すことだけである。

 

 奇跡講座テキスト  第18章  五 幸せな夢  2. より

 

 

 

 

(テキスト第15Ⅰ.-Ⅺ. 全体のため引用せず。 お手元にある書籍『奇跡講座』で確認ください。)

 

 奇跡講座テキスト  第15章 聖なる瞬間 より

 

 

 

 

 この絶望的状況に、は教師たちを遣わす。 彼らはからの希望の光を運ぶ。 脱出を可能にする方法がある。 それは学ぶことも教えることもできるが、それには忍耐と多大な意欲が必要である。 それを前提とする限り、このレッスンの明らかな単純さは、暗い地平線を背景にした真っ白な光のように、くっきりと浮かび上がる。 それはまさにそうしたものだからである。

 

 奇跡講座マニュアル  17.神の教師は、魔術的想念にどのように対処すべきか  8. より

 

 

 

 

遅かれ早かれ、すべてはある種の赦しとどれほど積極的に赦す意志があるかに帰着する。 きみはすべてが夢のなかで起こっていることをどれくらい積極的に認められるかな? どれほど積極的に自分の夢を手放して、神を選べる? 「コース」のなかで、Jがちょっとしたトリックを使っているのに気づいただろう。 ほとんどの場合、彼は少し意志が必要だ、といっている。 だがそれは上級者向けじゃない。 「教師用のマニュアル」では「途方もない」意志が必要だと述べている。

 

 神の使者  第二部 目覚め  10 病を癒す (P.386) より