あなたの兄弟は何のために存在するのだろうか。 あなたは知らない。 なぜなら、あなたには自分の機能がはっきりと見えていないからである。 自分に幸せをもたらすだろうとあなた自身が想像する役割を、兄弟に押しつけてはならない。 また、あなたが自分の人生のあるべき姿として夢見ているものの中で兄弟に押しつけた役割を彼が果たしそこなったからといって、彼を傷つけようとしてはならない。 彼は自分の見ている夢のすべてにおいて、助けを求めている。 聖霊は自らに与えられた機能を果たす手段としてすべての夢を活用することができるので、もしあなたが聖霊が知覚する通りに夢の機能を見るなら、あなたは彼に差し出せる助けをもつことができる。 聖霊は夢ではなく、夢を見ている者を愛しているので、一つひとつの夢が愛の捧げ物となる。 なぜなら、その中心にあなたに対する聖霊の愛があり、夢がどのような形を取ろうとも、それを愛で照らすからである。
奇跡講座テキスト 第２９章 四 夢の中の役割 6.