兄弟の夢ではなく兄弟自身とつながりなさい。 そうして、あなたが父の子とつながる場所に父が居る。 自分が何も失ってはいないと知覚しているときに、誰が代替を探し求めたりするだろう。 健康という素朴な幸せを受け取ったときに、誰が、病気の「恩恵」にあずかりたいと望んだりするだろう。 神が与えたものは損失ではあり得ず、神からのものでないものは、いかなる結果ももたらさない。 そうだとすれば、隔たりの中にあなたは何を知覚するというのだろう。 病気の種子は、分離には喜びがあり、分離を放棄することは犠牲であるという信念からやってくる。 しかし、あなたが隔たりの中に、そこに存在していないものを見ようと固執しなければ、奇跡がその結果となるのである。 幻想を去らせようとするあなたの意欲だけが、神の子を癒す存在が必要とするすべてである。 彼は、病気の種子があった場所に癒しの奇跡を置くだろう。 そしてそこには、いかなる損失もなく、ただ利益だけがあるだろう。
奇跡講座テキスト 第２８章 四 大いなるつながり合い 10.