心たちはつながっており、分離することができないからこそ、奇跡は何もしない。 しかし、夢の中ではこれが逆になっており、別々になった心たちは肉体と見なされ、それらは分離していてつながり合うことができない。 というのも、もし彼が病気であるなら、あなたは彼の夢を共有することによって、彼を彼自身の夢の中に見捨てたということだからである。 彼は病気の原因を、それが存在するところに見てこなかった。 そして、あなたは、その病気が育てられた場であるあなた方の間の隔たりを見落としてきた。 このようにして、あなた方は病気の中でつながり、その小さな隔たりを癒されないままに温存する。 そして、神がやってきてご自身のもとへと導く橋をその隔たりに架けることがないようにと、病気がその隔たりの中で注意深く保護され、大切にされ、確固たる信念によって支えられている。 幻想をもって神の訪れを食い止めようとしてはならない。 なぜなら、夢の中できらびやかに見えている一切のものよりも、あなたが一番望んでいるのは神の到来だからである。
奇跡講座テキスト 第28章 三 つながるという合意 3.