あなたが犠牲から解放されることで、彼の解放が顕現され、犠牲からの解放が彼のものでもあることが示される。 しかしあなたは、自分が被る苦痛の一つひとつを、彼が攻撃という罪を犯していることの証拠と見ている。 こうして、あなたは自分自身を彼が無垢性を失ったことのしるしとしてしまい、彼はあなたを見さえすれば彼自身が有罪宣告を受けていることがわかるということになる。 そして、あなたにとっては不公平であったものが、彼に対しては正義にかなうものとして訪れる。 あなたが被っている不公正な報復は今や彼に属するものであり、それが彼の上にあるとき、あなたは解放されるということになる。 あなた自身を彼の罪悪の生ける象徴にしたいと思ってはならない。 なぜなら、あなたは自分自身が彼のために作り出した死を免れることはできないからである。 しかし、彼の無垢性の中になら、あなたは自分自身の無垢性を見出すことができる。
奇跡講座テキスト 第２７章 一 十字架刑の絵 2.