あなたは兄弟との間にいくらかの距離を保ちたいと思っており、その空間を、時間として知覚している。 なぜなら、あなたはいまだに自分が彼の外に居ると信じているからである。 これが信頼を不可能にする。 またあなたには、信頼が、今、すべての問題を解決するということが信じられない。 そうして、別個のものとして知覚されたいくつもの利害に関して、少しだけ注意したり用心したりしているほうが安全だと考える。 こうした知覚からは、今、赦しが差し出しているものの恩恵を得ることなど思いもよらない。 贈り物を与えることと受け取ることの間に存在するとあなたが思っている間隔は、自分が犠牲を払い、損失を被る時間のように見える。 あなたに見えているのは、いつか訪れる救済であり、即時的な成果ではない。
奇跡講座テキスト 第２６章 八 救済の即時性 2.