天国の正義があなたの些細な誤りを訂正できないと考えることは、傲慢でなくて何だろう。 そうした考えは、それらの誤りが間違いではなく罪であり、永遠に訂正不可能であり、正義ではなく復讐の対象になるということ以外に何を意味し得るだろう。 あなたには罪が引き起こす結果のすべてから解放されようとする意欲があるだろうか。 その答えが必然的にもたらすことのすべてを理解するまで、あなたはこの問いに答えることはできない。 なぜなら、この問いに「然り」と答えるとしたら、それは、あなたは天国の平安のほうを好むので、この世界の価値観のすべてを後にするつもりだということを意味するからである。 また、一つでも罪悪をもち続けようとはしないということである。 そして、罪をその場に保とうとして、こうしたことが可能だということを疑う気持ちを一つでも大切に保持するようなこともなくなる。 今では真理がすべての幻想よりも大きな価値をもっていると、あなたは本気で言うようになる。 そしてあなたは、自分は何が真理かを知らないのだから、真理は自分に開示されなければならないと、認識する。
奇跡講座テキスト 第２５章 九 天国の正義 1.