しかしまた、これとは別の希望をあなたが発見したということも、真実ではないだろうか。 それは不安定に揺れ動き、ぼんやりと見えるだけのかすかな光であるが、この世のものではない根拠の上にその有望性が保証されている。 しかし、まだこの世界にもそれはあるかもしれないという希望により、あなたが自分で設定した絶望的で報われることのない任務を放棄することが、依然として妨げられている。 これまで常に失敗してきたものを追求し続ける理由があると頑なに信じるのは、分別のあることだろうか。 それを追求していれば、いつかは俄に功を奏して、かつてない成果がもたらされるだろうと、当てにしているのだろうか。
奇跡講座テキスト 第25章 二 闇からの救済者 3.