一つ確かなことは、幻覚は一つの目的に役立っており、その目的が保持されなくなったときにはそれらも消え去る、ということである。 したがって、問うべきは、自分がそれらを望んでいるかどうかではなく、常に、それらが役立っている目的を自分が望んでいるかどうかである。 この世界は、それぞれに異なり、さまざまに異なった価値をもつ多くの目的を差し出しているように見える。 だが、それらはみな同じである。 繰り返すが、序列というものはない。 あるのは価値の順位のごとくに見えるものだけである。
奇跡講座テキスト 第20章 八 無罪性の心眼 8. /2