あなたの兄弟の価値を過大評価することは不可能である。 自我だけがそのようなことをするが、それが意味しているのはただ、自我は相手を自分自身のために望んでいるということであり、したがって、相手を過小評価しているということである。 測り知れないものを評価することができないことは、明らかである。 あなたは、自分の判断力をはるかに超えていて見ることすらできないものを裁こうとする無意味な試みから生じる恐れについて、認識しているだろうか。 自分にとって不可視のものを裁いてはならない。 そのようなことをすれば、あなたはそれを決して見ることはないだろう。 そうではなく、それが訪れるのを忍耐強く待ちなさい。 あなたが兄弟のために平安だけを望むとき、兄弟の真価を見る機会が与えられるだろう。 そしてあなたは、彼のために望むものを自ら受け取るだろう。
奇跡講座テキスト 第２０章 五 永遠の前触れ 3.