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聖霊が必要としているのは、あなた自身の微小な一部、切り離され分離しているように見える小さな(妄想的な/自我の)想念である。 それ以外の部分は、完全に神のもとにあり、導きを必要としない

 あなたは、闇を光へ、罪悪を聖性へ運ぶようにと教えられてきた。 あなたはまた、誤りはその源において訂正されなければならないとも教えられてきた。 したがって、聖霊が必要としているのは、あなた自身の微小な一部、切り離され分離しているように見える小さな想念である。 それ以外の部分は完全にのもとにあり、導きを必要としない。 だが、この取りとめのない妄想的な想念のほうは、助けを必要としている。 なぜなら、その妄想の中で、それは自分こそが神の子であると考え、全一にして全能であり、自らの確保した王国を狂気の暴政により服従させ隷属させる独裁者だと考えているからである。 これが、あなたが天国から盗み取ったと思っている小さなひとかけらである。 それを天国に返しなさい。 天国はそれを失ってはいないが、あなたは・・・・傍点)天国を見失ってしまった。 衰退した王国から、それを聖霊に取り出してもらいなさい。 あなたはそれをその王国の中に隔離し、闇で囲み、攻撃で守り、憎しみで増強していた。 その防塞の内側には、今も完全にして神聖な神の子の微小な切片があり、それはあなたがその外郭だと思っているものを自覚せず、穏やかである。

 

奇跡講座テキスト  第18章  九 二つの世界  1.