真理とつながるか幻想とつながるかの選択は、依然としてあなた次第である。 しかし、一方を選択することは他方を手放すことだということを思い出しなさい。 あなたは自分が選択するどちらか一方に、美と実在性を授ける。 なぜなら、その選択は、あなたがどちらのほうに、より大きな価値を認めるかによるからである。 美しき閃光か醜さのベールか、実相世界か罪悪と恐れの世界か、真理か幻想か、自由か隷属か ― どれもみな同じである。 というのも、あなたには神か自我かのどちらかを選ぶ選択しかないからである。 思考体系は真か偽かのいずれかでしかなく、それらの属性もすべて、それぞれの本質から派生するのみである。 神の想念のみが真実である。 そしてそれらに続くものはすべて、それらの本質から生じており、それらを生み出した神聖なる源と同じく真実である。
奇跡講座テキスト 第17章 三 過去からの影 9.