あなたが認識すべきことは、あなたが自我を恐れていることだけはあなたに気づかれたくないと自我は思っている、ということである。 というのも、もし自我が恐れを引き起こせるというのなら、それがあなたの独立を減じて、あなたの力を弱めることになるからである。 ところが、自我があなたに忠誠を要求するための唯一の名目は、「自我はあなたに力を与えることができる」というものである。 これを信じていなければ、あなたは自我にまったく耳を貸さないだろう。 だから、もしあなたが、自我を受け入れることにより自分が貶められており、自分自身から力が奪われていると気づいてしまうなら、どうして自我が存続できるだろう。
奇跡講座テキスト 第１１章 五 自我の「力動論」 8.