支払うことが手に入れることと同一視されるなら、あなたは価格を低く設定しながら、高い見返りを要求する。 けれども、あなたが忘れているのは、値をつけるということは価値を見積もることであるから、あなたに返ってくるものは、価値についてのあなたの判断に比例するという点である。 もし支払うことが与えることと関連づけられるなら、それが損失として知覚されることはあり得ず、与えることと受け取ることの互恵的関係が認識される。 そうすれば、返ってくるものの価値のゆえに、価格は高く設定される。 獲得することの代価は、価値を見失うことであり、それにより、自分が受け取るものを軽んじることは避けられない。 その価値を少ししか認めていないあなたは、それを賞美することも、望むこともなくなる。
奇跡講座テキスト 第９章 二 祈りに対する答え 10.