自由とは、神の子の本性と神の本性を認めることであり、神の子らにあなたが差し出せる唯一の贈り物である。 自由は愛であるから、それはすなわち創造である。 あなたが幽閉しようとする相手を、あなたは愛してはいない。 したがって、あなたは、自分自身を含む誰かを幽閉しようとするとき、その人を愛することはできず、その人と一体感をもつことはできない。 自分自身を幽閉するとき、あなたは自分が私および父と同一だという真の自己認識を見失っている。 あなたの自己認識は父と子の両方との同一性の認識である。 一方と同一化し、他方とは同一化しないということはあり得ない。 両者は一なるものであるから、あなたは一方の一部であるなら、他方の一部でもあるはずである。 聖なる三位一体が聖なるものであるのは、まさにそれが一なるものだからである。 この融合からあなた自身を除外するなら、あなたは聖なる三位一体を分離しているものと知覚していることになる。 聖なる三位一体はすべてであるから、あなたはそれの中に含まれているはずである。 あなたがそれの中の自分の持ち場を引き受けて、それの一部としての自分の機能を果たさない限り、あなた自身と同じように、聖なる三位一体も、何かが欠けたものとなる。 聖なる三位一体の真理が知られるためには、それのどの部分も幽閉されてはならない。
奇跡講座テキスト 第８章 四 自由という贈り物 8.