癒されていない治癒者は自分の兄弟から感謝されることを望むが、自分では兄弟に対して感謝しない。 その理由は、自分は兄弟に何かを与えているのに、その代わりとして同程度に望ましいものを受け取っていないと、考えるからである。 彼はほんのわずかしか学んでいないので、彼の教えることは限定されている。 彼の癒しのレッスンは、彼自身の感謝の欠如により限定され、病気のレッスンになっている。 真の学びは恒常的なものであり、それが変化をもたらす力は非常に強力なので、神の子はある瞬間にその力を認識して、次の瞬間には世界を変えてしまえるほどである。 その理由は、自分の心を変えることにより、彼は変化のために自分に与えられている最も強力な仕組みを変えたことになるからである。 このことは、神が創造したままの心の不変性と決して矛盾しない。 しかし、自我を通して学んでいる間は、あなたは心を変化させたと信じる。 このようにして、あなたは矛盾するように見えるレッスンを学ぶことが必要な立場に置かれている。 すなわちあなたは、自分の心について心を変えることを学ばなければならない。 そうすることによってのみ、心が確かに不変だと学ぶことができる。
奇跡講座テキスト 第7章 五 癒しと心の普遍性 7.