一方、自我は常に互恵的権利を要求する。 なぜなら、自我には愛よりも競争心があるからである。 自我はいつでも喜んで取り引きをしようとするが、相手と同じということは取り引きが不可能だという意味になることが、自我には理解できない。 得るためには、取引するのではなく、与えなければならない。 取り引きをするとは、与えることを制限することであり、これは神の意志ではない。 神と共に意志するということは、神と同じように創造することである。 神はご自身の贈り物をいかなる形でも限定しない。 あなたこそが神の贈り物である。 それゆえに、あなたの贈り物は必ず神の贈り物と同じになる。 神の国への贈り物は、神からあなたへの贈り物と同じにならざるを得ない。
奇跡講座テキスト 第7章 一 最後の一歩 4.