奇跡を行う者たちが世界における自らの機能に就く準備を整えるには、その前に、解放に対する恐れというものを、充分に理解しておくことが非常に重要である。 さもなければ、彼らは知らず知らずのうちに、解放とは幽閉されることだという信念を助長してしまうことがある。 これは、すでに非常に広く浸透している信念である。 この誤った知覚自体は、危害の対象を肉体のみに限定できるという信念から生じている。 この理由は、その根底に、心は自らを傷つけることができるという恐れがあるからである。 これらの誤りのどれにも意味はない。 なぜなら、心が誤って創造したものは本当は存在しないからである。
奇跡講座テキスト 第２章 五 奇跡を行う者の機能 1. /1